糖尿病・内分泌内科研修の実際

病棟研修
当科では、病棟患者さんの診療を主に初期研修医(1-2年目)、後期研修医・修練医(3-5年目)、指導医(6年目~)のスリーマンセルのグループで行い、屋根瓦式に指導・研修をしていただいています。担当していただく病棟患者さんは、糖尿病及び内分泌疾患の主科入院1-2名、共観入院10-20名程度で、毎日グループ内でディスカッションしながら治療方針を決定し、診療にあたっています。また、週に1回、科全体のカンファレンスで医員全員の前で新入院患者及び退院患者のプレゼンを行い、医員全員で治療方針等を議論します。また、病棟医長が主体となって受け持ち症例全例をチェック&フィードバックするレビューカンファレンスを行うことで診療の質を高めるとともに、研修医、修練医の先生方への指導も行っています。糖尿病はもちろん、幅広い内分泌疾患も経験することが可能です。

外来研修
当科では、外来初診患者さんの予診をとったり、予約外受診あるいは救急受診された患者さんの診療も、病棟診療のグループとはまた異なりますが、上記の3段構えの指導・診療体制をとっています。初診患者さんへの対処の仕方、問診で注意して聞き取らなければならない事項、身体診察、あるいは予定すべき検査など外来ならではの研修を皆さんにしていただくことができます。すべて1人でこなすのではなく、いつでも上級医に指導を仰いだり質問できる状況を確保しています。

当科では、単に糖尿病・内分泌領域の疾患のみを機械的に診断をつけて治療を行うというのではなく、その奥に隠れている病態を追求、アセスメントし、あるいは社会的要因までも踏み込んで全人的に患者さんの健康状態が良くなるようにプランできる、総合的に患者さんを診療できる医科学者の育成を目指しています。

病棟医長 桒田博仁

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