糖尿病・内分泌疾患の診療拠点形成とともに
世界に発信する研究を目指します

NEWS

2022.11.28

高橋教授が会長を務める第23回日本内分泌学会近畿支部学術集会が20221126日に奈良コンベンションセンターで開催され、盛会のうちに終了いたしました。170名以上の先生方のご参加、40演題の一般演題、22演題のYIA応募があり、対面ならではの質疑もハイレベルで大変盛り上がりました。一般演題の後にフロアで熱い議論やアドバイスの姿も多数ありました。

学会において素晴らしい教育講演、JES We Can等の講演を行って頂いた講師の先生方、座長、YIA審査委員の労をお取りくださった先生方、演題発表をして頂いた先生方、そしてご聴講の先生方、スポンサーとしてご支援頂いた製薬会社の皆様に心より御礼を申し上げます。

そして当科の3年目の河邉良枝先生が「妊娠高血圧を契機に診断、保存的加療を選択した多血症合併多発性パラガングリオーマの一例」の発表で優秀演題賞を受賞しました。前日までスライドを練り上げ、数えきれないくらいのリハーサルをして臨んだ発表は素晴らしいものでした。おめでとうございます!

 学会は手作りの部分が多く事務局の岡田定規講師には本当に尽力して頂きました。そして運営を支援してくれた講座のメンバーに心から感謝いたします。

 会場も素晴らしく、内容についても多くの先生からご評価を頂きました。今回学会にご参加頂いた先生方にとって、テーマに掲げたように「内分泌代謝疾患診療を楽しめる」ようになるあるいは新たな交流のきっかけになったり、何か新しい気づきを得て頂ければ大変幸いです。微力ではありますが、今後も近畿地方から内分泌代謝学を盛り上げていく所存です。

 学会に対するご意見、ご感想などございましたら是非フィードバックを頂けましたら幸いです。

2022.11.13

2022年1111日−12日に東京、京王プラザホテルで行われた第32回臨床内分泌代謝Updateに参加してきました。当科からも以下の多くのメンバーが発表を行いました。いずれも日常診療のクリニカルクエスチョンを掘り下げた演題で準備のプロセスでも多くの学びがあったと思います。一般演題はオンディマンドですので、是非コメント、ご質問等頂けましたら幸いです。

榑松由佳子先生「COVID-19感染後に長期間ステロイド増量を要した中枢性副腎不全例」、紙谷史夏先生「低用量ピルによるCushing症候群と考えられた一例」小泉実幸先生「CYP17阻害剤でサルコペニアが悪化した高齢糖尿病患者の1例」中上純子先生「肝細胞癌腎癌合併例にICI投与後発症した原発性副腎不全の一例」玉城由子先生「パシレオチドが著効した大型下垂体腺腫によるCushing病の1例」、松本直也先生「急性膵炎,DICを契機に両側副腎梗塞をきたした1例」を一般演題で発表しました。

さらに現在CiRAにいる蟹江慶太郎先生が神戸大学時代の成果をさらに発展させてMTE「免疫チェックポイント阻害薬関連下垂体炎の新たな病態」を発表しました。

今回はハイブリッドでいずれもオンディマンドですが、ちょっとした交流やポスター前や会場でのディスカッションは大きな意味があるので、早く伸び伸びと対面で参加できるようになってほしいと思います。

また高橋教授は最近のトピックスである下垂体腺腫名称変更問題を取り上げたシンポジウムで「PitNET:内科の立場から」の講演と、岡本会長の特別企画「無症候性内分泌代謝疾患:diseaseの診断閾値はどこにあるか?」にシンポジウムで「下垂体・副腎疾患:クッシング病、サブクリニカルクッシング症候群を考える」の講演を行いました。いずれも大きな反響があり、ディスカッションも盛り上がりました。特にホルモンの自律性分泌、過剰分泌の違い、サブクリニカルの閾値の考え方については、ガイドラインを鵜呑みにせずに病態を考えることの重要性についてお伝えできたのではないかと思います。このようなディスカッションはやはり対面学会の強みでお聞き頂いた先生方からも多くのコメントを頂きやり甲斐がありました。また学会で多くの先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

2022.10.25

奈良県立医科大学内科では、一般診療に役立つコンテンツを動画で公開しています。

当科では高橋教授の「副腎不全診断治療のパールとピットフォール」をご覧頂けます。副腎不全患者さんを診察する場合に役立つ知識や診療のコツをわかりやすく解説しています。

また専門以外の内科領域でも総合内科専門医のための知識の確認やプライマリケアに役立つ動画が満載です。どうぞご覧ください。

https://naramedu.sharepoint.com/sites/imtp

2022.09.21

世界の下垂体のエキスパートが集まるThe Pituitary Societyのホームページがリニューアルされました。高橋教授は2022年よりThe Board of Directors(理事)を務めています。

今までの学会のプログラムや、Webセミナーで「クッシング症候群治療後の離脱症候群と治療」も視聴可能です。

The Pituitary Society Meeting2年に1度、全米内分泌学会の時期に同じ場所で開催されます。次回は来年2023年612-14日にシカゴで開催予定です。下垂体疾患領域の世界の最新の情報を得ることができますので、奮ってご参加ください。

https://www.pituitarysociety.org/

2022.09.05
高橋教授が主催する第23回日本内分泌学会近畿支部学術集会についてのお知らせです。
今回多数の一般演題、若手優秀演題賞のご応募を頂きました。心より感謝申し上げます。是非、お越しいただき晩秋の奈良とともに対面の学会を満喫頂けましたら幸いです。
ご挨拶
2022年の第23回日本内分泌学会近畿支部学術集会会長を拝命した高橋 裕と申します。この度11月26日(土)に奈良コンベンションセンターで開催させて頂きます。新型コロナウイルスの流行は持続していますが、共存の形式で昨今の多くの学会が対面で安全に施行されていることから、十分な感染予防対策を行いながら現地開催で行わせて頂きます。
 皆さんは学会に何を求めておられるでしょうか?日常診療で診断・治療に悩む症例は稀ではありません。そのような時に適切な指導医、十分なディスカッションができる恵まれた環境は多くはありません。一方で皆で悩んでいたことがエキスパートの一言で氷解することはよくあります。学会での症例報告は、まさに自分たちの実力を試し新たな視点を得る重要な機会です。今回一般演題には40演題ものたくさんのご登録を頂きました。そして若手優秀演題賞にも23演題ものご応募を頂きました。厳正な書類審査の結果8人の先生方に当日発表して頂きますが、残念ながら落選された演題もいずれも魅力的で甲乙つけがたく、ぜひ一般演題として素晴らしいご発表をお願い申し上げます。ベテランの先生におかれましては、発表される若手をencourageして内分泌診療の魅力をお伝えできるような活発なご議論をどうぞよろしくお願い申し上げます。
 今回学会のテーマは「内分泌疾患診療を楽しもう」にさせて頂きました。皆さんにとって外来は楽しいですか?どうして良いか分からなかったり、患者さんが増えて辛いこともあるかもしれません。楽しむために必要な要素は「新たな気づき」「小さな成功体験」「自分の成長」そして「患者さんからの感謝」です。本学会が少しでもお役に立てればと存じます。
 本学会では内分泌疾患診療を楽しむための日常診療に役立つアップデートの知識を盛りだくさんにお届けできるよう教育講演として藤田医科大学 鈴木敦詞先生による「骨粗鬆症治療アップデートー内分泌・代謝疾患の視点から」大分大学 柴田洋孝先生による「病態生理から見たMR関連高血圧の管理:原発性アルドステロン症の最適管理を目指す」、そしてランチョンセミナーとして神戸大学 福岡秀規先生による「機能性下垂体腺腫における薬物治療の実際」、JES We Can企画として大阪公立大学 新谷歩先生による「若手内分泌医師にも役立つ統計学へのアプローチ」、そして大変僭越ではございますが、私自身による指定講演として「明日から役立つ下垂体疾患ケーススタディ」を企画させて頂きました。
 昨今多いWeb学会は便利ではありますが行く苦労が少ない分やはり心に残るものは少なく、対面の学会の質疑における耳学問や人との交流はかけがえのないものです。今回の学会で皆さんと直接交流できることを大変嬉しく思うとともに、ご参加頂いた全ての方にとって実り多き学会となるよう、皆様のお力添えを何卒よろしくお願い申し上げます。
 この時期の奈良は紅葉のまっ盛りです。少し足を伸ばして頂くと東大寺、興福寺、薬師寺、春日大社、唐招提寺の世界遺産やプログラムの表紙の平城京などと見所がたくさんございます。是非この機会に学会とともに奈良そして日本の歴史を満喫して頂ければ幸いです。
令和4年11月26日
第23会日本内分泌学会近畿支部学術集会
会長 高橋 裕
奈良県立医科大学 糖尿病内分泌内科学 教授
2022.09.05
第48回 日本神経内分泌学会学術集会のお知らせです。
自治医科大学 神経脳生理学教授 尾仲 達史会長のもと、2022年10月29日(土)、30日(日)に自治医科大学医学部教育研究棟1階 講堂で開催されます。テーマは神経内分泌学から見た心と体です。
昨今の神経内分泌学の進歩によってヒトの心のメカニズムもかなり解明されつつあります。下記のプログラムのように臨床、研究いずれのご専門の先生方にも楽しんで頂ける内容になっております。一般演題、若手臨床症例演題あるいは、若手研究奨励賞応募演題も募集中ですので、奮ってご参加ください。
予定プログラム :
◆特別講演10月30日
・箕越靖彦(生理学研究所 生殖・内分泌系発達機構研究部門)
視床下部は炭水化物・脂肪代謝をどのように調節しているか?
◆教育講演10月29日(基礎系)、30日(臨床系)
・基礎系:竹内秀明(東北大学大学院 生命科学研究科)
メダカの視覚的な社会認知を介した行動選択とその分子神経基盤の解明
・臨床系:須原哲也(量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所)
精神・神経疾患の回路と分子の可視化と新しい計測技術
◆話題の研究10月29日
・黒尾誠(自治医科大学・分子病態治療研究センター・抗加齢医学研究部門)
現代を生きる人類に特異的な老化加速のメカニズム
◆シンポジウム
・臨床系シンポ 10月30日:下垂体腫瘍の最前線:いま私たちはどこにいるのか?
演者:福岡秀規(神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科)、登坂雅彦(群馬大学大学院医学系研究科 脳神経外科学)、井下尚子(東京都健康長寿医療センター 病理診断科)
・基礎・臨床系シンポ10月29日:サイエンスは脳とこころのどこにまで迫れるか
演者:髙橋英彦(東京医科歯科大学)、奥山輝大(東京大学)、滝沢 龍(東京大学)
・若手シンポジウム10月30日:神経内分泌学の学際的研究を目指して
演者:戸田知得(北海道大学)、常松友美(東北大学)、清川泰志(東京大学)、 砂川玄志郎(理研)
◆川上賞受賞講演10月29日:堀井謹子(奈良県立医科大)
「不確かな脅威」に対処する神経メカニズムと強迫性障害との関連性
◆若手研究助成金報告10月29日:伊澤俊太郎(北海道大・マックスプランク代謝研究所)
視床下部MCH神経によるエネルギー代謝制御メカニズムの解明
◆若手研究奨励賞口演10月29日午後
◆臨床神経内分泌優秀ポスター演題10月29日-30日 口演は午後

NEWS一覧

EVENTS

講演会のお知らせ

高橋教授の講演会のお知らせです。Web参加が可能なものもありますので、ご興味があればお気軽にご聴講ください。
11月2日水曜日
日本小児内分泌学会学術集会 ランチョン教育セミナー
「iPS細胞を用いた革新的下垂体疾患モデルの樹立―成長ホルモンの最近のトピックスを含めてー」
世界で初めてのiPS細胞用いた遺伝性下垂体疾患および自己免疫疾患モデル作成とともに成長ホルモンのトピックスもご紹介します。
11月4日金曜日19:30-20:30
岐阜内分泌疾患研究会 Web聴講可
「成人GH分泌不全症―アップデートとトピックス2022―」
成人GH分泌不全症の診断、病態、治療の最近のトピックスをご紹介します。
11月5日土曜日9:00-9:30
日本糖尿病学会近畿地方会 神戸国際会議場 教育講演2
「内分泌疾患と糖尿病」
なぜ内分泌疾患では糖尿病が起こりやすいのか、二次性糖尿病の病態、診断のコツをご紹介します。
11月5日土曜日16:45-17:30
奈良県西部地域医療連携の会 Web聴講可
「私たちはなぜ食べ過ぎてしまうのか」
私たちはでデフォルトでは食べ過ぎるようプログラムされています。それはなぜなのか、それを防ぐためにはどうすれば良いのかをご説明します。

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高橋教授のエッセイ

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