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大分別府で開催された第95回内分泌学会学術総会に参加しました。

2022.06.05
第95回内分泌学会学術総会(1)
大分別府で開催された第95回内分泌学会学術総会に参加してきました。現地参加の良さを実感した学会でした。
当科から多くのメンバーが参加し、下記のように多数発表できた大変有意義な学会でした。メンバーは時間をかけて準備して何度も推敲と予演会も繰り返して本番に臨みました。いずれの発表でも重要なご質問、コメントを頂き、今後の論文作成のための多くの参考になりました。特に私たちのビッグデータ解析は大変注目して頂きましたのでこれから症例報告等と合わせて論文で世界に発信して行きます。
また高橋教授が神戸大学で指導してきた山本雅昭先生が研究奨励賞、松本隆作先生が若手奨励賞、蟹江慶太郎先生がYIAを受賞しました。これは彼らの長年の不断の努力が報われたのだと思います。これから奈良医大のメンバーの受賞を目指して頑張って行きます。
• 高橋裕教授:教育講演 先端巨大症、クリニカルアワー 内分泌学の魅力とそれを伝えること
• 榑松由佳子先生:新型コロナウイルスワクチン接種後に副腎クリーゼを来たした中枢性副腎皮質機能低下症の3例
• 中島拓紀先生:レセプトビッグデータを用いた原発性アルドステロン症における骨折リスクの解明
• 紙谷史夏先生:抗甲状腺薬による無顆粒球症の臨床的特徴:real worldにおけるコホート研究
• 西岡祐一先生:2型糖尿病発症リスクにおける環境因子と遺伝因子の定量化の試み: レセプトビッグデータ解析
• 小泉実幸先生:レセプトビッグデータを用いた妊娠後骨粗鬆症の実態の解明
• 玉城由子先生:少量DSTで抑制されたが、AVSでコルチゾール自律分泌が示唆されたPAの2例
• 新居田泰大先生:レセプトビッグデータを用いた甲状腺眼症の疫学解析
そして学生さんも素晴らしい発表をしてくれました。
• 竹下沙希さん:トランスクリプトーム解析によって同定されたGHoma成因となりうる新たなパスウエイ
• 森田えみりさん:レセプトビッグデータを用いた自己免疫性甲状腺疾患の遺伝因子の解析

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